大人の矯正

• 大人の矯正について
• 矯正が必要な不正咬合の種類
• 矯正のメリットについて
• 矯正装置について
• 治療の流れ
• よくある質問

矯正が必要な不正咬合の種類

• 出っ歯（上顎前突）

  

  上の前歯が下の前歯に比べて極端に前に出ている状態を上顎前突と呼びます。見た目の問題だけでなく、ドライマウスや口呼吸になりやすいなどの弊害があります。

• 受け口（下顎前突・反対咬合）

  

  上顎に比べて下顎が前に出ている状態で、前歯のかみ合わせが通常とは真逆になっています。「受け口」や「しゃくれ」とも呼ばれます。

• 乱杭歯（叢生）

  

  歯の生えるスペースと歯の大きさのバランスが崩れ、歯がバラバラに生えている状態を叢生と呼びます。「草木などが群がって生える」という意味から、この名称がつけられています。

• すきっ歯
  （空隙歯列・正中離開）

  

  歯と歯の間に隙間がある状態を空隙歯列と呼びます。放置すると、発音が不明瞭になったり、汚れが詰まりやすくなったりするなどのデメリットがあります。

• 開咬

  

  歯で噛んだ際、上と下の前歯が当たっていない状態です。食べ物を十分に噛み切れなかったり、奥歯に負担がかかって歯の寿命が短くなったりするなどの問題が生じます

• 交叉咬合

  

  歯で噛んだ際に、かみ合わせが横方向へずれてしまっている状態です。交叉咬合を放置すると、顔の歪みを生じる可能性があります。

大人になってから矯正を始めるメリットとは

• 01

  虫歯・歯周病
  リスクを軽減

  歯並びが整うと、口腔ケアが効果的になり、虫歯や歯周病のリスクが軽減されます。歯ブラシが隅々まで届きやすくなり、食べかすやプラークなどを落としやすくなり、口内環境が清潔に保たれます。

• 02

  治療計画の
  立てやすさ

  小児矯正とは違い成長による大きな変化がないため、治療計画が立てやすく、効率的な矯正治療の計画を立てることが可能です。

• 03

  美しい歯並びで
  笑顔に自信を

  口腔内の健康や租借効率の向上といったことだけではなく、歯並びのコンプレックスを解消することができ、美しい口もとで自分の笑顔に自信を持てるようになります。

• 04

  口呼吸から鼻呼吸に

  歯列矯正を行うことで、見た目が良くなるだけでなく、口呼吸の改善にもつながります。 鼻呼吸になることで、虫歯や歯周病の悪化を防ぎ、口臭の防止にもなります。

当院で扱う矯正装置
について

表側ワイヤー矯正２期
（永久歯列期）

歯の表面にブラケットという留め具を取り付け、ワイヤーを通して歯を引っ張りながら正しい位置に移動させます。

治療期間

1年半から3年程度

費用

825,000円（税込）

Merit メリット

• 幅広い症例に対応している

Demerit デメリット

• 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる
• 金属なので目立ちやすい傾向にある

裏側ワイヤー矯正

歯の裏側にブラケットという留め具を取り付け、ワイヤーを通して歯を引っ張りながら正しい位置に移動させます。

治療期間

2年から3年程度

費用

1,265,000円（税込）

Merit メリット

• ワイヤーやブラケットが目立たない

Demerit デメリット

• 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる
• 歯裏側にあるワイヤーが舌に当って喋りにくく感じる

ハーフリンガル矯正

上顎に裏側ワイヤー矯正、下顎に表側ワイヤー矯正を行い、できるだけ装置を目立たせずに行える矯正方法です。

治療期間

1年半から3年程度

費用

1,265,000円（税込）

Merit メリット

• 装置が目立ちにくい

Demerit デメリット

• 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる
• 取り外しができないため毎日の丁寧なブラッシングが必要

マウスピース矯正

矯正専用のマウスピースを複数作製し、定期的に取り換えながら矯正を行っていくことで、理想の歯並びに近付いていきます。

治療期間

6カ月から2年半程度

費用

165,000～1,100,000円（税込）

Merit メリット

• 金属アレルギーの心配がない
• 取り外しができるので、ケアがしやすくなる
• 取り外しができるので、装着時の圧迫感や痛みは少なくなる
• 通院回数が少なくて済む

Demerit デメリット

• 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる
• 患者様の症例によっては使用できない場合がある
• 1日の中で、長時間装着していただく必要がある

部分矯正

前歯のみ、片顎のみなど、気になる部分だけを矯正します。

治療期間

3カ月から1年程度

費用

110,000～440,000円（税込）

Merit メリット

• 治療期間が比較的短い
• 痛みが少ない
• 気軽に始めやすい

Demerit デメリット

• 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる
• かみ合わせは調整できない
• 後戻りしやすい

治療の流れ

Flow01初診・カウンセリング

初診のご相談では、患者様が抱える矯正治療への疑問や不安に真摯に向き合います。その上で口腔内の状態を確認し、治療の流れや期待される結果について、わかりやすくご説明いたします。

Flow02口腔内の検査

矯正治療を成功に導くためには、患者様一人ひとりの口腔内の状態や顎の成長パターンを詳細に把握することが不可欠です。当院では、デジタルX線撮影や口腔内写真撮影などを用いて、患者様お一人おひとりに適した治療計画を作成いたします。

Flow03診断

精密検査の結果をもとに、矯正治療のゴール、使用する矯正装置、治療期間や費用の目安など、重要な情報についてわかりやすくご説明します。患者様からのご質問やご不安な点には丁寧にお答えし、納得していただいた上で治療を開始いたします。

Flow04治療開始

いよいよ矯正治療の本格的なスタートです。歯並びを改善するための装置を装着します。その後、装置についての注意事項や、ブラッシングの方法、痛みへの対処法などを丁寧にご説明いたします。患者様が装置に早く慣れ、快適に治療を受けられるようサポートいたします。

Flow05保定装置の装着

矯正治療によって歯並びが整った後は、その状態を維持するために保定装置を装着します。保定装置は、歯が元の位置に戻ろうとする力に抵抗し、新しい歯列の定着を助けます。
保定管理は、永久歯列が完成するまで継続することが重要です。定期的な通院により、保定装置の適合状態を確認し、歯並びの後戻りを防ぎます。

よくある質問

Q

治療期間はどのくらいですか？

矯正治療の期間は、患者様の症状や治療内容によって異なりますが、一般的には2～3年ほどかかります。部分的な矯正の場合は、それより短く治療を終えられますが、どちらも1～2年ほど保定装置を装着していただく必要があります。これは歯を動かした後、元の位置に戻ろうとする力を抑えるためです。具体的な治療期間は、検査を行った上で、患者様のお口の状態や治療目標に合わせて決定いたします。

Q

矯正治療に痛みや違和感はありますか？

矯正治療中は、歯を動かすための力が加わるため、多少の痛みや違和感を覚えることがあります。特に歯の移動を開始した直後は、歯が浮いたような感覚や、噛むと痛みを感じることがあります。ただ、これらの症状は通常2～3日ほどで徐々に違和感は薄れていきます。痛みや不快感が強い場合は、当院までご相談ください。